Polaris(ポラリス) こころのクリニック 仙台長町駅前

精神科・心療内科・カウンセリング

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精神科外来について

どの段階で精神科を受診したら良いのか?皆さんは悩むと思います。

  1. ただ悩んでいるだけで精神科を受診するのは、大袈裟ではないか?
  2. 少しイライラするだけで受診するなんて極端すぎる
  3. 苦手の人の前で緊張して、心臓がバクバクしたり、気持ちが悪くなるのは、誰にでもあることでは?

上記のような考え方をするのは、もっともです。治療の対象にならないこともあり得るでしょう。でも実際には

  1. の場合、投薬などは必要ないかもしれませんが、カウンセリングなどで悩みについて整理して、自分の中で落とし込むことが出来れば、解決するかもしれません。
  2. の場合を考えみましょう。イライラに対して、程度によっては薬物療法の選択もあれば、心理教育、カウンセリングなどを通して解決するかもしれません。
  3. の場合、身体症状も出てきているので、治療対象となることは、ほぼ間違いないでしょう。

そもそも一体何が治療対象になるのかなんて、体の病気でも分からないのではないでしょうか?ここで、話を分かりやすくするため、腹痛について考えてみます。実際に急性の腹痛はそのほとんどが原因不明で、特に治療の必要がなく経過観察で良いとされています。しかし、どれが例外的に治療が必要なものなのかは医療関係者でもない限りは分からないのではないでしょうか?かなり痛く感じても治療の必要性がない腹痛もあるし、そこまで痛いわけではないけど入院や手術の対象となる腹痛もあります。

精神科も同じです。どの症状やどの葛藤、悩みが治療対象となるかは、専門家でないと分からないことがあります。もちろん、軽症であるほど、治療の必要がない可能性は高くなります。しかし、軽症のうちに治療しておかないと悪化し、治療に長い期間を要するようになったり、それなりの量の薬剤が必要となることがあります。また、精神的な症状でも身体的な問題に起因することもあります。分かりやすい例を挙げるとしたら気分障害(気分の浮き沈み)と甲状腺疾患等でしょうか。甲状腺機能亢進症では、一般的にそう病的な症状が認められます。食欲亢進、興奮、気分高揚、不眠などです。逆に甲状腺機能低下症では、意欲の低下、食欲の低下、易疲労感などのうつ病的な症状を認めることもあります。当然ですが、貧血や各臓器に不調があれば、体調の不調から抑うつ的な症状を呈するのは一般的です(例えば、インフルエンザとかで40℃の熱で寝込んでいるときを想像してみてください)。

自分の症状が「治療対象なのか?」「原因は何なのか?」分からない。それが普通です。
ですから、精神科も他の科と同じように初診では、「原因は何なのか?」「治療が必要なのか?」「必要だとすればどのような治療になるのか?」を生育歴・病歴聴取(予診)、精神科医による診察や採血や心理検査を通して判断していきます。そのため、初診は時間が掛かります。当院では、心理士、精神保健福祉士、看護師が予診を担当します。必要な情報を十分に聴取します。その上で、医師が診察します。もちろん待ち時間の軽減や医療の効率化などの目的もありこのようなシステムを採用していることを否定はしません。しかし、当院で一番大切にしているのは、チーム医療であり、治療における共通認識を可能な限り全職種で共有し、一貫した治療や支援を構築することにあります。初診からチームで当たるが「Polarisこころのクリニック」の基本理念です。
しかしながら、もちろん各職種間でも守秘義務はあります。心理士に「先生には言わないで下さい」と言うと心理士は医師には、その情報を絶対教えてくれません(本当に頑固です)。精神保健福祉士も看護師も基本的には同じです。医師に情報を共有しなくてはならない場合は、患者本人の同意を取ってからします。「そうですか、でもそれは先生に絶対に伝えた方が良いと思います。伝えてもよろしいですか?」と確認を取ります。

初診以降も基本的には同じようにチームで治療・支援に当たっていきます。守秘義務に関しても同じです。治療が進むにつれ、各職種が各役割を明確にこなす様子が実感できるのではないかと考えています。「治療方針の決定」「薬物投与」「基本的な疾病教育」を医師が行い。「心理検査」「カウンセリング」などを心理士が行う。精神保健福祉士がみなさんに「最適な社会資源の提案」や「その手続きに関する手伝い」を行い、「採血や注射」「ちょっとした精神科的な疑問や不安などの相談」を看護師が担います。それぞれ、別々に動いているように見えるかもしれませんが、根底で有機的に繋がっているのが当院の特徴となると考えています。もう数年間、僕たちはそのようにして治療や支援を組み立ててきたメンバーなのですから。

駄文を長々と書いて、この人は一体何を言いたいんだと思われたかもしれません。すみません、あまり文章を書くのは得意ではないので・・・。
まとめますと「自分だけで悩み込まないでください」「自分だけで治療は必要ないと判断しないでください」「治療は早ければ早いほど良いですよ」ということです。

最後に精神科は病気によっては治療が非常に長く、しかもなかなか進んでいないように感じるものもあり、治療以上に社会資源の利用などが重要となることもあります。現代では、投薬、心理療法、社会環境整備(社会資源の有効利用)等による包括的な医療が可能となってきました。それに伴い、多職種間の連携が未だかつてないほどに重要となっております。当院の宣伝をさせて頂ければ、精神科病院に匹敵する手厚い外来治療と支援を可能とするメンバーを揃えておりますので、気兼ねなく、安心してご相談ください。

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