Polaris(ポラリス) こころのクリニック 仙台長町駅前

精神科・心療内科・カウンセリング

ご相談やお悩みは、お気軽にお問い合わせ下さい

TEL.022-398-5063

受付時間
9:00~18:00
休診日
日曜・祝日
初診予約

精神科疾患について発達障害(自閉スペクトラム特性・注意欠陥性多動障害など)

発達障害(自閉スペクトラム特性・注意欠陥性多動障害など)

他の人と違うと感じて思い悩むことはないでしょうか。「勉強(仕事)についていけない」「いつも落ち着かず動き回っている」「人との会話に困ってしまう」「仕事で不注意やミスが続いてしまう」「物覚えが遅くて苦労している」等々。これらは発達障害かもしれません。
発達障害は、昔は自閉症と称されて、知能の遅れ、共感性の欠如、自己中心性が特徴とされていました。ところが知能に遅れがなく、むしろ高い場合があるとわかり、さらに不注意が生じやすい場合もあることがわかってきました。近年では「自閉スペクトラム障害」「注意欠陥多動性障害」「学習障害」が主な診断に用いられるようになりました。

これらは主に脳機能の偏りから生じます。知能検査で得意不得意の偏りが現れることもあります。これは生来の能力バランスなので、本来できないことをできるようにがんばっても解決しないばかりか精神的苦痛も生じます。

発達障害の治療方針は「心理検査」「環境との相性」が重要と考えます。他の疾患においては投薬治療やカウンセリングは症状緩和や自己変容を目的に行います。しかし、発達障害において薬物療法とカウンセリングは環境との相性を模索していくための補助として活用します。まずは心理検査で得意不得意を掴み、現在の環境で何が問題になっているか探っていきます。環境を変える場合は、どこで生活するか、どこで働くかを検討していき、精神症状を薬物で和らげつつ臨むイメージです。こうした模索に加えて、勉強や仕事の際に周囲に配慮してもらうことは「環境調整」と言います。環境調整は自分が本領発揮しやすいように環境を選んだり、しつらえたりすることが中心となります。もちろん精神症状(うつ気分や不安)が出てくる場合もありますが、これは「発達障害を基盤とした二次的な精神症状」と考えられます。いうなれば「得意不得意のデコボコを無視した結果生じる症状」と考えられます。そのため精神症状のみを治療対象にしても、環境との相性・マッチングに注目しなければ再発します。そのため環境を注視していくことになります。その際、安定して生活するために活用できる制度や支援など、ケースワークが必要となる場合も多いです。

発達障害の診断のためには、学生時代、成績、交友関係など生育史の聞き取りや心理検査を用います。診断が重視されるため、発達障害が疑わしい場合は早めに実施することが多いです。ご自身でも、もし気になった場合はどうぞご相談ください。

初診予約
CLOSE

ご相談やお悩みは、お気軽にお問い合わせ下さい

TEL.022-398-5063

平日診療時間
9:00~12:00,13:30~18:00
土曜診療時間
9:00~12:30
休診日
日曜・祝日