Polaris(ポラリス) こころのクリニック 仙台長町駅前

精神科・心療内科・カウンセリング

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精神科疾患についてパーソナリティ障害(境界性パーソナリティ障害、回避性パーソナリティ障害等)

パーソナリティ障害(境界性パーソナリティ障害、回避性パーソナリティ障害等)

パーソナリティ障害と書くと、人格を否定する印象をあたえてしまうかもしれません。そういう意図はなく、本来的には自分と他者との関係性で障害が生じるありようを指します。何をもってパーソナリティ障害とみなすのでしょうか。これもやはり「生活に支障が出ているかどうか」で判定する場合が多いですが、パーソナリティ障害の場合は二者関係の病理と言い表す通り、「対人関係の極端さ」が浮き彫りになりやすいと考えます。
基本的ありようのひとつとして「0か100か」「大嫌いか大好きか」といった極端さが挙げられます。社会的場面であっさりした人間関係は無難に対応できても、親密になるほど極端さが出て要望がエスカレートします。「好きか嫌いか」なので、要望が叶わないと親密な関係が敵意あるものに自分の中で一変してしまいます。時には、ルールや法律を都合の良いようにゆがめてしまう場合もあります。こうしたことが災いして、大事にしたいはずの親密な人間関係を保てず長続きしないのです。もちろん何もかも極端ではなく、何事もなく学校へ通っていたり、仕事へ行っていたりします。傍目には普通でも私生活や人間関係を振り返るとこのような極端さが自分自身を苦しめていることに思い当たる場合が多いようです。対人関係の極端さは周囲を巻き込みますが、ご本人としても「不安で落ち着かない」など感じて生活に支障が出てしまいます。こうした極端さを何とかしたくても、自分でどうにもできないことは誰にとってもつらいことです。自分自身の問題に直面することに内心耐えられず、問題を回避し続けてしまう場合もあるようです。

治療方針は「カウンセリング」が主体、「薬物療法」は補助的な役割となります。カウンセリングは楽になる側面もありますが、一種の苦しさを伴う側面もあります。カウンセリングによる一定の枠組みのもとで自分自身を振り返り、時には責任を自らに帰していくのは誰にとっても苦しい作業だからです。しかし、こうした治療的取り組みにもとづく苦しさは精神的な成長を促し、徐々に不安や極端さから脱することを信じて治療に取り組んでいます。

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